About
Loam — 土と腸の手帖 は、東海地方で有機農業に従事する土井耕一が、 『土と内臓』(D. モントゴメリー & A. ビクレー)の世界観を、日々の食と腸活に翻訳する個人ジャーナルです。
編集人について
土井 耕一(どい こういち)
東海・有機農家 / 編集人
東海地方の有機農場で、作物と土に日々向き合っています。 畑に立つうち、肥沃な土壌の多様性と、健やかな腸内細菌叢の多様性が、 同じ原理で動いていることに気づき、Loam を始めました。
畑で何をしているか
農場では果菜類を中心に、微生物を主役に据えた栽培を実施しています。 地元の草木や籾殻(もみがら)などを活用した堆肥をベースに、 各種微生物を農場で自家培養しながら土を管理しています。
使っている主な微生物は バチルス菌・乳酸菌・酵母菌 の組み合わせです。 土の状態・気温・湿度を読みながら、餌と水分を調整してメンテナンスする必要があり、 いつも簡単というわけではありません。 しかし条件が整うと、彼らは見事に働いてくれます。 有機物を分解し、根圏を豊かにし、作物が育つ下地を作ってくれる。
腸の中で起きていることも、構造としては同じだと私は考えています。 腸内細菌もまた、餌(食物繊維)と環境(睡眠・運動・ストレス)を整えれば働いてくれる存在で、 こちらが直接コントロールするものではない。 畑で学んだ「微生物に働いてもらう」という感覚は、そのまま食卓の設計に通じます。
Loam の立場
本サイトは、所属する法人・農場とは独立した個人の発信活動です。 執筆名は芸名を用いており、畑の所在や法人名については公開していません。 栽培・発酵・食事の一次体験は自身のものですが、健康・医療領域については 一次文献と書籍に基づく一般情報としてご利用ください。
Loam の編集方針
- Soil = Gut. — 土壌微生物圏と腸内微生物圏は、界面の構造が同型。この視点をブレさせない。
- 科学的に。 — 論文・書籍を一次情報として明記。「治る / 効く」の断定はしない。
- 長期で。 — 即効性ではなく、多様性を積み上げる「農夫の時間感覚」。
- 食が最優先。 — サプリは代替候補として紹介するが、食材・発酵食を先に置く。
主要な依拠
- David R. Montgomery & Anne Biklé The Hidden Half of Nature (2016) / 邦訳『土と内臓』
- Justin & Erica Sonnenburg The Good Gut (2015) / 邦訳『腸科学』
- Tim Spector Food for Life (2022)
- American Gut Project (McDonald et al., mSystems, 2018)
- 本田 賢也ら、ヒト腸内細菌と免疫研究(理研・慶應)
連絡
記事に関する指摘・訂正依頼・寄稿依頼は、hello@loam.jp までご連絡ください。 健康上の個別相談には、原則としてお答えしておりません。医療専門職にご相談をおすすめします。
免責
本サイトで提供する情報は、一般的な知見の紹介および書籍・論文のレビューを目的としています。 特定の疾患の診断・治療・予防を意図したものではありません。 健康上の判断は医師・管理栄養士等の専門職にご相談ください。