#地中海食
6本の記事
- 📄 論文紹介: Ghosh et al. 2020 — 1年の地中海食介入で高齢者の『虚弱』と腸内細菌が同時に改善(NU-AGE 試験)
Gut 2020。欧州5ヶ国612人の65歳以上を対象にした NU-AGE 試験。1年間の地中海食介入で、虚弱(フレイル)・認知機能の改善と、炎症マーカー(CRP・IL-17)の低下に一致する腸内細菌の変化が確認された。虚弱関連菌はネットワーク周縁、食事で増える菌はキーストーン位置を占めた。免疫老化と腸内細菌をつなぐ大規模介入研究。
- 📄 論文紹介: Gómez-Pérez et al. 2023 — 地中海食で脂肪肝の指標と腸内細菌が同時に動く(PREDIMED-Plus サブ解析)
Gut Microbes 2023。スペインの大規模地中海食介入試験 PREDIMED-Plus の297人サブ解析。1年間の地中海食+運動介入で肝脂肪化スコア(HSI)と線維化スコア(FIB-4)が改善した群では、Akkermansia を含む腸内細菌の構成変化が同時に観察された。非アルコール性脂肪肝(NAFLD)と腸内細菌のつながりを、ヒトの介入研究で示した一本。
- 📄 論文紹介: Nagpal et al. 2019 — 腸内細菌 × 地中海食と宿主健康
F1000Research 2019。地中海食と腸内細菌の相互作用が心血管疾患・大腸がん・神経変性疾患のリスク低下にどう関わるかを、最新の機構研究と疫学から整理したレビュー。
- 📄 論文紹介: Rinott et al. 2021 — 自分の「やせ期の便」を凍結保存して体重リバウンドを抑える(DIRECT-PLUS 試験)
Gastroenterology 2021。イスラエル DIRECT-PLUS 試験の付帯研究。減量後にリバウンドが起きやすい時期に、自分の「やせ期」の糞便を凍結カプセル化して飲み直す自己糞便移植(aFMT)を実施。高ポリフェノールの緑地中海食群でのみ、体重リバウンドとインスリン再上昇が有意に抑制された。食事と FMT の相乗効果を示した画期的な RCT。
- 📄 論文紹介: Tosti et al. 2018 — 地中海食の代謝・分子機序
J Gerontol A 2018。地中海食が心血管疾患・2型糖尿病・がん・不整脈の予防に寄与する代謝・分子機序を、脂質改善・抗酸化・炎症抑制・栄養感知経路・腸内細菌の5つの軸で整理したレビュー。
- 📄 論文紹介: Wang et al. 2021 — 地中海食の心代謝保護を腸内細菌が媒介する
Nature Medicine 2021。ナース健康調査 II の 307 人で、地中海食遵守と心代謝リスクの関連が腸内細菌組成で修飾されることを示した。P. copri が少ない人で、地中海食の保護効果がより強く観察された。