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#サイエンス
8本の記事
- 🧪 短鎖脂肪酸(SCFA)とは — ブチレート・プロピオネート・酢酸を科学する
腸内細菌が食物繊維を発酵して作る短鎖脂肪酸(SCFA)。酪酸・プロピオン酸・酢酸の役割と、SCFAを増やす食事の考え方を、土壌の堆肥アナロジーを使って科学的に整理する。
- 🔬 『善玉菌・悪玉菌・日和見菌』は古い — 腸内細菌の新しい見方
善玉/悪玉/日和見の三分類は日本で広く普及しているが、現代の腸内細菌学ではほぼ使われていない。生態系・多様性・文脈依存性の観点から、より正確な腸内細菌の捉え方を解説。
- 🔬 善玉菌・悪玉菌・日和見菌という分類の誤解 — 腸内細菌を「善悪」で語る危険性
善玉菌・悪玉菌・日和見菌という三分類は、腸内細菌の実態を大幅に単純化している。科学が示す腸内細菌の多様な役割と、「善悪ラベル」の落とし穴を整理する。
- 🧠 腸脳相関とは — 『第二の脳』と腸内細菌の科学
腸と脳は迷走神経・ホルモン・免疫の3経路で双方向に通信している。腸内細菌がその通信に関与する仕組みを、セロトニン90%伝説の正確な意味まで含めて解説。
- 📄 長期の食習慣が腸内細菌のタイプを決める — Wu et al. 2011(エンテロタイプ論)
Science 2011。98人の食事履歴と腸内細菌を比較。動物性食品中心は Bacteroides 優位、食物繊維中心は Prevotella 優位のエンテロタイプを形成。短期介入では動かない、安定した『腸のタイプ』の存在を示した古典的論文。
- 🔬 腸内フローラとは — やさしい基礎から微生物叢まで
100兆を超える微生物が棲む腸の生態系を、「花畑」という比喩を超えて丁寧に解説。
- 📄 人口レベルで見た腸内細菌の決定要因 — Zhernakova et al. 2016 (LifeLines-DEEP)
Science 2016。オランダの大規模コホート1,135人を対象に、食事・薬剤・生活習慣・検査値と腸内細菌組成を広く相関解析。抗生物質・PPIが細菌叢に大きく影響し、繊維と果物・野菜が多様性と正相関することを示した。
- 📄 ハッザ族の腸内細菌は季節で入れ替わる|狩猟採集民188人を1年追跡 — Smits 2017
狩猟採集民ハッザ族188人・糞便350サンプルを1年以上追跡した結果、腸内細菌叢は雨季(植物食)と乾季(狩猟肉)で周期的に組成を入れ替えると判明。西洋人でほぼ消えたPrevotellaなどが基盤層として常在していた。Smits 2017(Science)の内容を日本語で解説する。