📎 このページのデータ・表・図は CC BY 4.0(政府標準利用規約2.0準拠)で商用利用可能です。 一次出典は厚生労働省「国民健康・栄養調査」「日本人の食事摂取基準」。引用の際は出典とURLの明記をお願いします。

結論(コピペ用1行): 日本人20歳以上の食物繊維摂取量は男性 約19g/日・女性 約17〜18g/日で、食事摂取基準の目標量に対し男性で2g前後不足。20代が最も少なく若年層ほどギャップが大きい。
キー数値(最新値)
| 指標 | 値 | 出典 |
|---|---|---|
| 成人男性 平均摂取量(20歳以上) | 19.4 g/日 | 国民健康・栄養調査 令和元年 |
| 成人女性 平均摂取量(20歳以上) | 17.5 g/日 | 国民健康・栄養調査 令和元年 |
| 食事摂取基準 目標量(男性18〜64歳) | 21 g/日 以上 | 日本人の食事摂取基準(2020年版) |
| 食事摂取基準 目標量(女性18〜64歳) | 18 g/日 以上 | 日本人の食事摂取基準(2020年版) |
| 男性の目標量不足分(平均比) | 約 -1.6 g/日 | 上記より算出 |
| 20代女性 平均摂取量 | 約 14.4 g/日 | 国民健康・栄養調査 令和元年 |
| 60代男性 平均摂取量 | 約 21 g/日前後(目標達成) | 国民健康・栄養調査 令和元年 |
| WHO推奨(参考・国際比較) | 25 g/日 以上 | WHO/FAO |

年代別・性別の摂取量(日本・成人)
国民健康・栄養調査の年代階層別平均値(令和元年報告より、単位: g/日)。
| 年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜29歳 | 約 17.5 | 約 14.4 |
| 30〜39歳 | 約 18.3 | 約 15.9 |
| 40〜49歳 | 約 18.3 | 約 16.0 |
| 50〜59歳 | 約 19.4 | 約 17.8 |
| 60〜69歳 | 約 20.6 | 約 19.8 |
| 70歳以上 | 約 20.6 | 約 18.9 |
| 20歳以上 平均 | 19.4 | 17.5 |
読み解き:
- 20代・30代が目標量に対しもっとも不足する層。20代女性は目標18gに対し約3.6g不足。
- 60代は男女とも目標量をほぼ達成。食事構成が伝統的(米飯+野菜+豆類+魚)である割合が高いことが背景とされる。
- 性差より世代差のほうが大きい。腸活・食物繊維啓発は若年層を主ターゲットに設計すべき示唆。
食事摂取基準との差(目標達成ギャップ)
| 年代・性 | 実摂取量 (g) | 目標量 (g) | 差分 (g) | 達成率 |
|---|---|---|---|---|
| 男性 20代 | 17.5 | 21 | -3.5 | 83% |
| 男性 30代 | 18.3 | 21 | -2.7 | 87% |
| 男性 40代 | 18.3 | 21 | -2.7 | 87% |
| 男性 50代 | 19.4 | 21 | -1.6 | 92% |
| 男性 60代 | 20.6 | 21 | -0.4 | 98% |
| 女性 20代 | 14.4 | 18 | -3.6 | 80% |
| 女性 30代 | 15.9 | 18 | -2.1 | 88% |
| 女性 40代 | 16.0 | 18 | -2.0 | 89% |
| 女性 50代 | 17.8 | 18 | -0.2 | 99% |
| 女性 60代 | 19.8 | 18 | +1.8 | 110% |
※ 値は厚労省公表の階層別平均をもとに記載。調査年度・年齢区分によって若干変動する(本ページの値は令和元年報告に準拠)。
長期推移(大づかみ)
厚労省の国民栄養調査/国民健康・栄養調査を通した長期傾向の要点。
- 1950〜1960年代: 一日20g台前半。米・麦・雑穀・いも・豆の比率が高い食事構成。
- 1970〜1990年代: 食生活の洋風化で減少。穀類摂取の低下、動物性食品の増加が主因。
- 2000年代以降: おおむね14〜18g台で横ばい。年度ごとの変動はあるが大きな改善傾向はない。
⚠️ 1960年代以前の数値は算定方法・食品成分表の更新で現行値と厳密比較が難しい。相対トレンドとして参照するのが安全。
目標量の根拠(参考)
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が目標量を男性21g・女性18gとした根拠の要約:
- 食物繊維摂取量と総死亡・心血管疾患・2型糖尿病リスクの用量反応関係を示す観察研究のメタ解析
- 24g/日以上で明確なリスク低下が確認されるが、日本人の現状からは段階的目標として上記値を設定
- 国際的にはWHO/FAOが25g/日以上、米国 Dietary Guidelines が14g/1000kcal を推奨
コピペ用テキスト(3バージョン)
1行バージョン:
日本人20歳以上の食物繊維摂取量は男性 約19.4g/日・女性 約17.5g/日で、食事摂取基準の目標量(男性21g・女性18g)に対し若年層ほど不足している(厚労省 国民健康・栄養調査 令和元年)。
3行バージョン:
厚生労働省「国民健康・栄養調査」令和元年によれば、20歳以上の食物繊維平均摂取量は男性19.4g/日、女性17.5g/日。 日本人の食事摂取基準(2020年版)の目標量は男性21g以上・女性18g以上で、男性は平均的に2g前後不足する。 特に20代は男性17.5g・女性14.4gと低く、若年層のギャップが大きい。
5行バージョン:
厚生労働省「国民健康・栄養調査」令和元年の報告では、日本人20歳以上の食物繊維摂取量は男性19.4g/日、女性17.5g/日であった。 日本人の食事摂取基準(2020年版)の目標量は18〜64歳で男性21g以上・女性18g以上と設定されている。 平均値でみると男性で約2g不足、女性は目標値前後だが、年代別には20代の不足幅が大きい(20代女性は約14.4g、目標比-3.6g)。 60代は男女とも目標をほぼ達成しており、世代差のほうが性差より顕著である。 長期的には1950年代の20g台から減少し、2000年代以降は横ばいで推移している。
よく混同される用語の定義
| 用語 | 定義 |
|---|---|
| 食物繊維(Dietary Fiber) | ヒトの消化酵素で分解できない食品中の難消化性成分の総称。水溶性と不溶性に大別される。 |
| 水溶性食物繊維(SDF) | 水に溶けてゲル状になる食物繊維。ペクチン・β-グルカン・イヌリン等。血糖・コレステロール調整に関与。 |
| 不溶性食物繊維(IDF) | 水に溶けない食物繊維。セルロース・ヘミセルロース・リグニン等。便量増加・腸運動促進に関与。 |
| 発酵性食物繊維 | 大腸で腸内細菌に発酵され短鎖脂肪酸を産生する食物繊維(主に水溶性+一部不溶性)。 |
| プレバイオティクス | 腸内有益菌の増殖・活性を選択的に促進する難消化性成分。食物繊維の一部が該当。 |
| 目標量(DG) | 食事摂取基準における、生活習慣病予防のために当面目標とすべき摂取量。食物繊維は「以上」設定。 |
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出典(一次ソース)
- 厚生労働省「国民健康・栄養調査」
- 日本人の食事摂取基準(2020年版)
- WHO / FAO 食事指針: https://www.who.int/
推奨クレジット表記
データ出典: 厚生労働省「国民健康・栄養調査」(令和元年)、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
加工・公開: Loam(https://loam.jp/data-fiber-intake-japan/)
ライセンス: CC BY 4.0 / 政府標準利用規約2.0
利用規約(本ページのデータ)
- ライセンス: CC BY 4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
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- 数値は調査年度・公表資料の更新により変動することがあります。厳密な引用には一次資料での最終確認をお願いします。
更新履歴
- 2026-04-22: 初版公開(令和元年 国民健康・栄養調査に準拠)
本ページは科学情報および公的統計の紹介を目的としています。特定の疾患の診断・治療・予防を意図したものではありません。
よくある質問
- 日本人は食物繊維が何g足りていないのですか?
- 厚労省「国民健康・栄養調査」(令和元年)によれば、20歳以上の平均摂取量は男性19.4g/日、女性17.5g/日。日本人の食事摂取基準(2020年版)の目標量は18〜64歳で男性21g以上・女性18g以上のため、男性で約2g、女性でほぼ目標値前後というのが全体像です。ただし20代・30代は目標から3〜6g不足しており、若年層ほどギャップが大きいのが特徴です。
- 食物繊維摂取量は昔と比べて減っていますか?
- 1950年代の国民栄養調査では一日約20g台前半が報告されていましたが、1960〜1970年代の食生活の洋風化(米飯・雑穀・いも類の減少、動物性食品の増加)で減少し、1990年代以降はおおむね14〜18g台で横ばいです。国民健康・栄養調査は算定方法が年度で変わっているため厳密な長期比較には注意が必要ですが、『昔より減って現在横ばい』が大づかみの傾向です。
- どの年代がもっとも食物繊維を摂っていますか?
- 国民健康・栄養調査では概ね60〜70代がもっとも多く、男女とも平均値を上回ります。もっとも少ないのは20代で、特に20代女性は14g台まで落ち込む年がある水準です。若年層ほど外食・加工食品の比率が高く、野菜・豆類・いも類・雑穀が不足しやすい食構成が背景にあります。
- この記事のデータは引用・転載してよいですか?
- はい。本ページのデータ・表・図は CC BY 4.0 および政府標準利用規約2.0に基づき、出典明記のうえで転載・改変・商用利用いただけます。推奨クレジット表記は本文末尾の『推奨クレジット』欄を参照してください。一次出典は厚生労働省「国民健康・栄養調査」および「日本人の食事摂取基準」です。
- 食物繊維を目標量まで増やすには何を食べればよいですか?
- 目標量(男性21g、女性18g)を達成するには、穀類の未精製化(玄米・大麦・全粒パン)、豆類(納豆・大豆・ひよこ豆)、いも類、葉菜・根菜、海藻、果物を組み合わせるのが王道です。具体的な含有量は /fiber/ の食材別データベース、プレバイオ観点では /prebiotic-foods-15/ を参照してください。