『雑食動物のジレンマ』書評 — マイケル・ポーランの問い「人は何を食べるべきか」に4つの食事系列で答える
起点: マイケル・ポーラン / テーマ: 現代人の食の選び方
「人は何を食べるべきか」——マイケル・ポーランが『雑食動物のジレンマ』で投げかけた問いに、本書は4つの食事系列(工業的トウモロコシ/産業的有機/地産地消/狩猟採集)の現場ルポで答える。コーン畑から牧場、オーガニック農場、森のキノコ狩りまで実際に足を運び、工業的食品システムがいかに食と農業を歪めてきたかを描き、その解として「地産地消・多様な食・本物の食材」を提示する。難解な栄養学を脇に置き、「祖母が食べ物と認識できるものだけ食べよ」という言葉は今も多くの人の指針になっている。腸内細菌の話は直接出てこないが、Loamが共鳴する食の哲学がここにある。
📖 この本を読んだ人へ: 『何を食べるべきか』を工業・農業の側から問い直した読者は、次に微生物・土壌・身体の3方向に進みたくなる。
Loam推薦の5冊
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『土と内臓』
D・モントゴメリー & A・ビクレー
ポーランが扱わなかった『微生物側の食』を補う一冊。
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『土・牛・微生物』
D・モントゴメリー
再生農業の実例がポーランの批判に対する解を提示する。
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『人間はどこまで家畜か』
熊代亨 ほか
食と身体の家畜化という、ポーランと通底するテーマを現代社会論で展開。
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『ファストフードが世界を食いつくす』
エリック・シュローサー
工業食品が土壌と腸を同時に痩せさせるメカニズムの地上側。
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『食の未来のためのフィールドノート』
ダン・バーバー
料理人が土壌・農業・食卓を繋ぎ直そうとする実践記。
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